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2013年08月02日
広告会場撮影の今昔とは? Part2
 神戸にORIENTAL HOTELというこれまたオシャレでいて歴史を感じさせるホテルがあります。Openの時からお世話になっていますが最近4Fのバンケットがさらにカッコ良くなったので写真を撮ることになりました。
 Kさんは理論派で自分の希望を明確に伝えた上で私の意見にも耳を傾けておられ私のこんな撮影がしたかったんです!世界初です!という根拠もない話に乗っていただくことになりました。
 また世界初の撮り方で、思ったように仕上がらない可能性もあったため、以前からの撮影も同時にキチンと残す方向で当日を迎えました。
                     
 私の会場全景の写真は複雑な行程から3時間ほど掛かります。この写真に人を入れたかったのです。詳しい技術は明かせないですが、この写真は実際の写真です。人のいる会場全景写真はどうしても細部の描写に適当さが残ります。被写界深度もそうですし、空間よりも人がうごめき、誌面で手を止めなくなります。
 感激でした!エキストラのプランナーさんたち、Kさんの見守る中大騒ぎ大はしゃぎ超ノリノリで動きの素晴らしいこと!すぐにやる!すぐにできる!あっという間にOKです!
     
  私の課題はたくさん残りました。技術的には問題はなく、ただこうすればもっと良くなったのに、次回はここを完璧に近づけよう、と意欲が湧く撮影になりました。今、誌面はモデルイメージ主体の広告全盛ですが、手が止まるのは10社あるかどうかです。
今後広告誌面はレタッチのこともありややこしく、善悪混在した混沌とした写真に溢れかえると見ています。いいものは良いものとして発見することは出来るのですが、いいものが紛れてしまう可能性も残ります。
私の写真がそうならないように、独自性を失わないように、また手を止めて、ココイッテミタイ!と御来館してもらえるように、日々何かを追い続けていきます。

 008.jpg
神戸居留地 ORIENTAL HOTEL