何がキレイなのか。人により多岐に渡り、価値が違い、好みが違う。キレイなもの、と括らずに人の好みは人それぞれである。でも夕陽を見てキレイと思わない人は稀である。必ず夕陽の写真を多くの人が撮影している。ここに難しさがある。
プロが撮影をする夕陽は一般の方が撮影をするよりキレイでなくてはならない。
私は夕陽の撮影を大きく4つに分けて考えている。刻々と様子の変わりいく時間の為区切ることは出来ないが被写体と夕陽の光の量が被写体の方が弱い場合、被写体と夕陽の光の量が同じである場合、被写体と夕陽の光の量が夕陽の方が弱い場合、順光と逆光の夕陽、である。難しい話ではないが分類することで時間の経過を予測して撮影が出来、また自分が撮るべき夕陽の描写を明確に出来る。
最近は現像で思い描いた色調に変えられるため、かなり自由度は高いがやはりどの段階で夕陽を描くかは明確なイメージを持ちたいと思う。
今回の話のコアはここにあります。
夕陽はたくさんの種類があります。ここに紹介する写真はまだ光の強さを持つ段階での夕陽の射し込みをイメージして明るいバンケットにしました。
ここに来られるゲストの方々が夕陽を眺めて語らえる時間の長さ。きっと濃い夕陽、青味を帯びた夕陽の中であれば終わりを感じさせることになる。私はそう思います。自己満足の世界観であったとしてもフロックではなくイメージをした通りに写真は撮らなければならないものが写真の本質だと信じます。
SEASIDE RIVIERA