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2014年04月08日
山梨バンケット広告撮影
 入った瞬間、ここでどんな素晴らしいパーティーが行われるのかが容易に想像が出来た。普段とは違う自分になる1日。たくさんのパーティーを撮影し、たくさんの結婚式場を撮っていると一つの答えに行き当たる。非日常。普段一円でも安くを心がけて生活をしている筈なのに結婚式では単位が違うし求めているものも非日常である。何百本ものお花に囲まれ、専任のコーディネーターがいて、プロカメラマンが貼り付いている。食事はスペシャルなコース料理で溢れんばかりのデザートビュッフェがある。身を包むのはUNIQLOではなくデザイナーの最新のデザインをされカスタマイズされたドレス。メイクはまたスーパーテクニックを持ったアーチストであったりする。つまり全てがその一日のためにある。
 
 私の仕事は新規来館数を伸ばすこと定めている。既存の写真をどう変えて行けば来館数が増えるのか、。その答えが容易に想像できる場合もあれば苦しむ場合もある。この会場はイメージがしやすかった。ただ、モデルの写真を撮りながら指示にてバンケットの進行をしていたため日没が近づいてしまった。テスト段階から部分的にいつも保険をかける撮影をしているため、昼間の外と露光を伸ばしてわざとフレアーを出している窓枠を合わせ、室内に外光を増幅する形でライトを入れ、編み出した技で豊富な光になるように光を奥まで回している。
 
 この会場は独特の色を持っている。非日常の色。ペッカリとなっては意味がない。あくまで調和が必要。時々誌面で酷いものを見るが綺麗に見えないものは来館数は当然上がらないと思っている。
 
 今回の話のコアはここにあります。
 
 自己満足にならないように、技に溺れないように、それでいて目的を達成するために差を出さなければならない。私はまだまだ撮影がしたい。知らない素晴らしい会場が日本にはだれだけあるのだろう。一つでも多くの会場に結果を残せるようにまた悩みの世界に入って行きたいと思います。
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オステルリー・ド・コートダジュール
direction: Spice up Weddings